母であるという幸せ~浜文子

<2013年12月14日 8才7ヶ月>




私が読んだ本の記録です。


「母であるというしあわせ ーあなただけの子育てがあるー 浜文子 PHP出版」です。







勝手なメモ書きです。
(省略あり)


ずっと以前、母親が病死し、生後三ヶ月の時から「父子家庭」で育ち当時小学校六年生になっていた男の子を取材したときのことです。
父親が一年前に友人の紹介で見合い結婚をしていて、男の子には初めて「お母さん」と、呼びかける人が側にいました。

ものごころつくまで父親と二人きりで暮らしてきた十年と少しの歳月と、母親を得てからの一年を比較し、少年がこんな風に言ったことが、とても鮮明に心に焼きつきました。

「ぼくは、お父さんが帰ってくるまでの時間に、独り言を言わなくなったよ。お母さんに話しかけるからね」
「返事をしてくれる人がいると、それだけでにぎやかな感じがとてもする。それが嬉しい」
「ただいま、とかおかえりなさいとか、いってらっしゃい、気をつけてとか、今日は何が食べたい?とか、ぼくだけに特別に話しかけたり聞きいたりしてくれる人がいるのが嬉しい」
「ぼくが学校から帰ると顔を見て「友だちとケンカしたでしょ?」と分かってしまうからスゴイ。お父さんだと、僕が黙っていると分からない」
「ぼくが好きな食物を知っている。食べたいなァと思うとテーブルの並んでいる。それと、お母さんの料理を作る側で、俎板(まないた)の横で色々な話をする時が好き!」


この少年の口から出る「家庭の、ごく当たり前の母親の姿、何気ないやりとりの繰り返される普通の日常の幸せ」の形を聞いているうちに、不覚にも涙が溢れてきた私でした。

あたり前の母と子の日常を堪能した彼は、安心して(?)二年後には堂々と立派な反抗期に突入もしましたが、それから更に二年後には、入学した私立高校の新しい友人をわんさと家に連れて来て、友人たちとみんなでお母さんの料理を食べるようになりました。

子どもの成長に伴走し、その存在の丸ごとを受け止め、日常のレベルで喜怒哀楽に伴走しきる母という者の偉大さ。一人の子に専用に用意されて与えられた立場と役回り。その人間越しに手にできる子どもの心の安定と情緒の成長。

私は、お母さん方の一人ひとりに「何も、理想の母にならなくていい」「教科書を片手に育児しなくていい」「あなたが、そのままのあなたで母でいることが尊い」と、言い続けていたのは、子どもは誰も「理想の母」を求めて生まれてくるのではないと思うからです。
前述の義母となった女性の例でもわかるように、子どもが求めているのは「ぼくのお母さん」「わたしのママ」という、自分専用に、密接にかかわってくれる、心の許せる大人、その人なのです。

ハッキリ申し上げると私は「叱ることと怒ることの違い」を一心に知識で頭に叩き込み、その方法論を、わが子に的確に運用、応用しようと意気込んでいるお母さんや、「子どもとの会話のための正しい方法」を外でお金を払って学び、頑張るママを見ると、「誰に見せたくて、誰にホメられたくてそんなに立派な育児を進めるの?」と問いたくなるのです。

(略)

「共感」という親子にとって最も大切な感情の共有、
大好きな(側に居ると最も心の落ち着く)お母さんと心を分かち合う喜びは、子どもにとってどんなに言い尽くしても言葉が足りない位、将来に渡って重要な「他者と心を分かち合う感情の核」になります。

この核さえ作っておけば、子どもにきちんと人としてのしつけをするために、悪いことをしたときに、子どもを叱ろうが、怒ろうが、怒鳴ろうが、母の子の関係がゆらいだり、離れたりすることはありません。

この核を作らずにいて、親がいくら知識や理論優先のテクニックを頭に叩き込んでも、子どもの心は豊かに、健やかに伸びることはありません。
大人でも子どもでも、人は大好きな人と、時間を共有し、心を共感で結べたら、本当に幸せです。相手への信頼感は、この幸福感から生まれます。
この幸福感の中から相手への、そして自分への存在の肯定感が生まれるのです。

ゆるぎない肯定感が育てば親子相互の多少のイザコザと共に超えていけます。親子の関係では、叱られても怒られても、子どもは必ず、もとの肯定感のある場所へ戻りたいと意識しますし、叱り怒る親の側も、その辛さを超えて、わが子を信じていける強さを持てます。親の側のその「信じられる強さ」も、親子で紡いだ肯定感がドンと揺るぎない足許(あしもと)を作っているからです。

育児は、他のどんな仕事にも通じる「基本無くして応用はない」世界です。
共感の生む、存在への肯定感こそが命の育つ基本と言えましょう。
子どもはみんな、お母さんが大好き。その不思議な、子どもの受容力、包容力にスッポリと包まれて、「私は、この子にとって選ばれた者なのだ」「この子の前では、特別な人としてここに居るのだ」と思いましょう。
それが、「母になる」第一歩です。




お母さんを得た男の子の記述に感動して書こうと思ったのですが、
切る場所がわからず長くなってしまいました。


私はお金を払って「子育て」を学びにいっているので(親業)、耳の痛いところもありますが、
『正しい子育て』を学ぼうと思ったわけでもありませんし、
「(大切だとおっしゃている)共感する方法(聴き方)」がよく分かり、私にとっては必要なことだったので、学んでよかったと思っています。


でも浜さんのおっしゃっていることはよくわかります。
浜文子さんの本は前も読んだことがあります(こちら)。
やり方ばかりにこだわらず、大事なことを忘れないようにしたいです。







話はそれますが、
ちょっと前に四十九日のレシピという映画を見ました。




imagesCAAY8GGE.jpg

(画像はyahooニュースより)


ヒロイン(永作博美)が亡くなった継母への愛を再確認するお話です。
積み重なった毎日の日常が、人のために生き愛情を伝える時間であることが素敵だな、、と思わせてくれる映画でした。

映画には辛口の母がめずらしく「よかった」と言っていたので、
気になって見てみたのですが、よかったです。
涙が出てきてしまいました。

↑の小6の男の子の話を読んで、この映画を思い出してしまいました。



***

14日(土曜日)の朝は、私の布団の上で「トンネル工事しているの~」と工事車のおもちゃで遊んでいました。



s_1312140010.jpg


布団の上でなんて、衛生上いやだな~と思いましたが、
すごく楽しそうなのでがまんしました。、、


午後は紺太郎は英語劇の練習がありました。
合計5時間半もあったのですが^^;、空き時間に鬼ごっこして遊んだり楽しかったそうで、よかったです。
この日は自転車で行ける場所だったので、私も(練習中)待たずにすんでで助かりました。


私はちょうどその間に自治会(子ども)の役員会があり行ってきました(来年度の役員です)。
旗当番や通学路を見守る担当です。
色々と大変そうだけど、、一度はやらなくてはいけないのでがんばります。。




お付き合いくださってありがとうございました。


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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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プロフィール

ざまき紅子

Author:ざまき紅子
遊びにきてくださってありがとうございます。
旅行、読書、映画、海外ドラマが好きな関東在住の主婦です。
2005年4月生まれの地図と線路が好きな息子(紺太郎・仮名)がいます。
夫とは週末婚です。
小5の2017年1月に夫が急に「受験」を言い出し、本人もその気になり2月中旬から塾(N)に通い始めました。
突如決めた中学受験、1年間しか時間がないし、わからないことだらけで右往左往しています。2018年春に桜が咲くといいです。


(2008年12月の記事は他の所で書いていたものを移したので、日付はランダムになっています。)


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