しあわせの「スイッチ」~ひすい こたろう、 ひたか みひろ

<2013年1月16日 7才8ヶ月>



読んだ本の記録です。


「運命の流れを変える! しあわせの「スイッチ」: あなたの人生、これでいいのだ! (王様文庫) [文庫] ひすい こたろう (著), ひたか みひろ (著) 」
です。


先日少し紹介しましたときは「つんどく」状態だったのですが、
あの日記をきっかけに手にとって読んでみました。







とても読みやすくて、前向きになる温かいエッセイが満載です。
面白かったです。



ひたかさんが編集者で、ひすいさんに本を出してくれるように説得していた時に、
ひすいさんが「君の話のほうがおもしろいよ」と言い、
2人で本を出すことになったのだそうです。



私の勝手なメモ書きです。
(省略あり)



***




作者の井上雄彦さんがインタビューで「SLAM DANK」成功の秘訣を聞かれて、こう答えていました。

それは、登場人物すべてに、必ずひとつ欠点をつくること。
なんでもできるオールマイティな人間は絶対に描かないのだとか。
それがマンガを面白くするコツだそう。

「アイツのここは許せない」「自分のここが嫌い」・・・いろいろありますが、欠点が世界を面白くするのです。

司馬遼太郎の小説に出てくる主人公も、必ず欠点が明確に描かれています。
坂本龍馬は不潔男として描かれ、高杉晋作は武芸オンチ。
でも、これがたまらない魅力になっているのです。

欠点があるから、人間的な魅力が増すし、長所が引き立つ。そしてまわりの人はなぜか応援してしまう。
目が離せなくなるからです。

あなたの欠点、それは世界を面白くするための神様の演出だったのです。

あなたに「欠」かせない「点」と書いて「欠点」。
欠点こそ個性なんです。人間は欠点で愛されるのです。




****


なぜ僕はこれまえ大きな犯罪を犯すことなく生きてこられたのだろうかと、考えてみたことがあります。
窃盗や傷害や器物損害、これらはふとした出来心でやってしまってもおかしくない気がします。


正義感とか両親とか精神的な強さではなく、何かちょっとした差で、してはいけないことをやってしまうことがあるように思えるのです。

「何かが僕を、人の道に外れないようにつなぎとめてくれている」と前から漠然と思っていました。
ある日、「これしかない!」と思うようなものが見つかりました。
それは・・・、「記憶」です。

たとえば、子どもの頃のこんな記憶です。
風がピューピュー吹き、パラパラと雨音が響く夜、怖がる僕に父が昔話を聞かせてくれ、それを聞きながら眠りについた日の思い出。
祖母と一緒の布団のなかで、教えてもらいながら100まで数えた時の達成感。
熱をだしてぐずる僕を抱いて、病院に急ぐ母のぬくもり。
積荷を下ろした空のリヤカーに僕を乗せて道路を蛇行する父の笑顔。
家族で囲んだコタツでの夕食。
こんな幼き日の、ありふれた日常の記憶。
父にしても、母にしても何も特別なことをしているわけでもない。
おそらく、2人とも覚えていないと思います。

でも、この記憶があるからこそ、かろうじて、僕は人としての道を誤らずにきたと断言できます。

何かむしゃくしゃしていたり、自暴自棄になりそうなときえも、この記憶が
自分自身の心の拠り所になって、まわりのことを思いやる心を保っていられる気がするのです。

この記憶こそ鎖だ。これが幸せの鎖だ。

そんな日常の温かい記憶こそが、僕の人生を守ってくれている「守護霊」なのだと思います。

守護霊は幽霊なんかではない。それはいままで自分を大切に見守り、育ててくれた人みんなです。
その存在は、僕の記憶の中でずっと生き続けている。
誰かに優しくしてもらった。ちょっとした記憶から、まわりを思いやる心が生じてきます。

だから自暴自棄になりそうなときは、お父さん、お母さん、そして自分を支えてくれた人たちとの小さな思い出を辿ってみてください。

温かいスープが体を温めてくれるように、温かい記憶は僕らの心温めてくれます。

逆にいえば、あなたがまわりの人を大切にすることで、あなたは相手の「守護霊」になれます。2人の間に流れた時の記憶が、いつまでも温かく相手の心に留まるからです。



逆に言えば、犯罪の道に入ってしまう人は、
こういった温かい記憶を得られなかったのかもしれません…。
受け入れてくれる場所や、信じられる大人がまわりにいることは大事ですね。


****


偶然は準備ができていない人を助けない byルイ・パスツール(フランス人の細菌学者)



*****



想像してみてください。
あなたは、ものすごく不便で貧しい村に生まれました。
医者もいない。薬もない。気候も厳しく、農作物の収穫も少なく、木の実も採れない。食べるものがほとんどない。でも、この村から出ていくことは、不可能。
こんな状態であなたは生き抜く自信がありますか?


↑こんな文章がありました。
私だったら無理かも…。
3.11の震災後、スーパーが品薄になった時でさえ、オロオロしちゃっていました。。



文章は続きます。


もしこんな過酷な状況で、20歳まで生き延びることができたら、それはよほど体力ある超人か、スーパーマンではないでしょうか。
きっとすさまじい生命力をもった人でしょう。
でも、こんな環境を生き抜いてきた人がいるのです。
それはあなたのご先祖様です。

治水や灌漑の技術が発達したのは、江戸時代になってからですから、それ以前は、全国で洪水や旱魃(かんばつ)が頻発していました。
こんな状況にも負けず、あなたのご先祖様は生き抜いてきたのです。
人類の歴史を、数万年もの間、延々と勝ち続けてきた超人の遺伝子を、あなたは受け継いでいるのです。
だから、もっともっと自分を信頼してあげてくだい。


ときには不安を感じることもあるでしょう。
でも、不安に思っているのは心だけです。


心はコロコロ揺れるからココロ。不安なときには心ではなく、
「体の声」を聞いてあげてください。
深呼吸して力を抜いて、まわりの音を感じてみたり、五感を生かして体で感じてみるのです。
すると、体はこう答えてくれるはず。
「これくらいの逆境は余裕だぜ。何度もくぐり抜けてきたぜ。」



数万年間、あらゆる困難を乗り越えてきた力が、あなたのなかにはあります。
つまり、あなたの遺伝子はスーパースペシャルなんです。
だから、もっと自分自身を信じていい。




昔の家なんて、昔にさかのぼるほど壁は薄いし、
スキマ風も入ってきていただろうな。。
もちろん温かい羽毛布団なんてないし…。
現代でも寒いのに、
昔の人はこの寒い冬の夜をどうやって乗り越えていたのだろう、、と思います。


今の飽食で、「物を捨てる技術」の本が売れる時代(←どなたかがそう表現していたのですが)のことを
当時の人達は考えられないだろうな…。



紺太郎にこの最初の文章を読んでみたら、
簡単に「ボクは生き残れる~」なんて言っていました。
たぶん過酷さをよくわかっていないんだろうな~。
まあ、7才でネガティブな答えが返ってきたら、親として悩むかも^^;




***




人は不思議なことに、「変わらなければいけない」と思っているうちは変われないのに、
「このままでいい」と思うと、変化しはじめます。
ありのままの自分をそのまま受け入れたときに風の流れに乗れるのです。
その風が導く先に、あなたが歩むことになる1本の道が現れます。

自分をまるごと受け入れる勇気。
それは、今の環境をまるごと受け入れる勇気です。
受け入れると、いま、ここに吹いている風に乗れるのです。



*****




福島正伸さんこそ、僕は世界最高のコンサルタントだと思っています。
その福島先生の講演会の飲み会での話です。

(2時間話した後、)
「質問があります。どうして、福島先生はそんなに前向きなんですか?」
そのあとに福島先生がいったひと言に僕はしびれました。


「決めているからです。」


「それはですね、みなさんに少しでも元気になっていただくために、どんな質問でも前向きに答えようと、今日は決めて、ここにいるからです。」
「うしろ向きになることないんですか?」
「そういうときもありますよ。でも今日に限っていえば、そのような選択はしないことにしています。目指しているところが違いますから。」

考え方、生き方って、その根本は、自分自身の「選択」だったんだ!

コーヒーを自分の服にこぼしてしまったとき、「困った」と受け止めればピンチになります。
けれど、「軽く拭くだけで汚れがとれるクリーナーを開発しよう」と思えば、未来を変えるすばらしいチャンスになります。

「すべての出来事は前向きに考えればチャンスとなり、うしろ向きに考えればピンチとなる。
問題が起きたことが問題ではなく、どう考えたかが本当の問題である」--by福島正伸

ピンチとチャンスは同じ状況だったのです。
あとは、あなたがどっちを「選択」するか。そこを決めればいい。

あなたはピンチが好きですか?チャンスが好きですか?
選んだほうがあなたの人生になります。



この、
「考え方、生き方って、その根本は、自分自身の「選択」だったんだ! 」
ということ。
そのとおりだと思います。
まったくもって「当たり前」のことなのですが…。
「選択する」、そして「決める」ということの大事さ、、を感じます。


例えば子どもにイライラする自分。
そういう自分も見つめ、認め、受け入れ、
「じゃあ、どうするか?」を自分で選択する、、そして決める。


意識して、決めて、行動する、、
そういうことなんだろうな、、と思います。
(意識して行動する、、が私の今年の目標になっています。)



まあ、イライラに関しては、意識することもふっとばして、
瞬間湯沸かし器みたいにカっとなり、
「怒って相手にイライラをぶつける」ばかりを選択しているのが多いのですが(苦笑)。
もうちょっと、「まてよ」と一呼吸入れられるようになりたい、と思っています。





お付き合いくださってありがとうございました。
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ジャンル : 本・雑誌

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Secre

決めているから・・・って素敵!

「決めているから」には、
私もしびれました~

わたしも、1年かけて迷っていたこと(娘の転校)に、
昨日、決断下しました。
迷いながら、「なんでこんなに迷う自分になったんだろう?
昔はこうじゃなかったのに・・・」と、
優柔不断な自分に苛立っていました。


「決断したら、ポジティブな方向に持っていこう」と思ってたのだけど、
「ポジティブな方向に行くはず(向かわせばいい)」だと、
「決めていなかった」自分に、上の一言で気づきました。


過酷な環境を生き抜いてきたのが「先祖」だというくだり、
犯罪者にならずにすんだのは「記憶」のおかげというくだりも、
どれも、本当にその通り指摘ばかりで、
ドキッとした後に、温かい気持ちになりますね。


またまた素敵な本のおすそわけ、ありがとうございます!





>hiromidさんへ

て、て、転校~!?
それは、誰でも迷いますよ!
「変える」ことは大変だし、
リスクもありますものね。。
自分のことならまだしも、大事な娘さんのことですもの。
できるだけいい環境を用意したいし…。

でもどのような決断をくだされようと、
「ポジティブな方向に行くはず(向かわせばいい)」と決めているなら、
大丈夫ですよ^^

私もこの本で温かい気持ちになりました。
こちらこそありがとうございます♪

No title

こんにちは^^ 
素敵な本のご紹介をありがとうございます!
図書館で探してみます♪

『心はコロコロ揺れるからココロ。不安なときには心ではなく、
「体の声」を聞いてあげてください。
深呼吸して力を抜いて、まわりの音を感じてみたり、五感を生かして体で感じてみるのです。
すると、体はこう答えてくれるはず。
「これくらいの逆境は余裕だぜ。何度もくぐり抜けてきたぜ。」』

なんだか凄く勇気を頂いた気がします。
自分と付き合って数十年。でも自分の中にはずっとずっと前から生き抜いてきたスーパー遺伝子が
あると思うと、心は動揺してもそう考えるとすごく心強いです!

受け取り方も前向きがチャンスになになる。
昨日は朝から葡萄ジュースをこぼされて、服も床も濡れてイライラ・・・
汚されたときは「床を拭かなきゃいけないけどきれいになるし・・・」と汚れた以外もついでに
拭くようにしています。(一応前向きに。。。)

でも、やはりつい小言を行ってしまいます(><)
小言を言いながらより、「次はよそみしないでね」と言って黙って拭く方が子供は色々考えると
思いますが、イライラや忙しい時は小言MAXです。

こちらの本を読んでちょっと一息、心を整えたいと思います☆






No title

はじめまして。
突然のコメント、失礼いたします。
ブログ村から来て、読ませていただきました。

素敵な本のご紹介を、どうもありがとうございます。
抜粋された文章には、ほんとうに深くしみじみと感じ入りました。
自分の手帳に書き写させていただこうと思います。

お礼を伝えたいと思いまして・・・
どうもありがとうございます!
これからも、ブログを読ませてください。

>haruさんへ

こんにちは^^ 
図書館にあるといいですね~。

>自分の中にはずっとずっと前から生き抜いてきたスーパー遺伝子が
>あると思うと、心は動揺してもすごく心強いです!
そうですよね~。
昔の人は今より平均寿命が短いとはいえ、
よく生きてきたな、と思います。
逆に現代人がこんなにひ弱になってしまって、
祖先の遺伝子は大丈夫かしら?なんても思ってしまったりして^^;

私も小言を言っちゃいますよ~。
最近の口癖は「ったく、もう~」
紺太郎のことを「たくもう君」と呼んでいます。
そういうことばかりやらかすので…。
言いたくなりますよね~。
そりゃー、理想とすれば
ジュースをこぼしたって小言も言わない、、でしょうが。
うちは、おととい、トイレの床もドアも壁も濡らしてしまい、
小言を言ってしまいました。
「汚したら自分で拭く」と約束しているのですが、
最初から自分で拭く意志もなく「ママやって~」ですから…。
ギャーギャー言っていたら拗ねちゃいましたが…^^;

そうそう、こちらがイライラしていると小言MAXなのは私も同じです!
一緒です~。
なので母親の心のメンテナンスも健全な親子関係には必要ですよね~。

お互い小言が少なくなるように頑張りましょう~^^;

>みーさんへ

こんにちは^^ はじめまして!
コメントしてくださって、本当にありがとうございます♪
とっても嬉しいです、
こういうことがあるので、ブログ村ってやめられません~。

> 抜粋された文章には、ほんとうに深くしみじみと感じ入りました。
そうですか、そうでしたら私も嬉しいです^^
私のブログは子どものことが中心のダラダラブログで、ボヤキも多いのですが、
よかったらまた遊びにきてください^^
本のことはたまにしか書いていないのですが。。

コメントありがとうございます!!
プロフィール

ざまき紅子

Author:ざまき紅子
遊びにきてくださってありがとうございます。
旅行、読書、映画、海外ドラマが好きな関東在住の主婦です。
2005年4月生まれの地図と線路が好きな息子(紺太郎・仮名)がいます。
夫とは週末婚です。
小5の2017年1月に夫が急に「受験」を言い出し、本人もその気になり2月中旬から塾(N)に通い始めました。
突如決めた中学受験、1年間しか時間がないし、わからないことだらけで右往左往しています。2018年春に桜が咲くといいです。


(2008年12月の記事は他の所で書いていたものを移したので、日付はランダムになっています。)


★もしご近所さんでこのブログに気がつかれた方がいらしたら、内緒にしていただけると嬉しいです。

★お出かけ先の施設の営業時間・料金等はここに書かれているものから変更になっている場合がありますので、自ら御確認をお願い致します。

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