ころばぬ先の家庭教育~の本で、、

<2012年6月前半 7才1ヶ月>



私は今まで色々な教育関係の本を「好き」で読んできました。


本についての疑問を書いたりすると、
色々と「本に振り回されているだけなのでは?」、
子育てでうまくいかないことを書くと、
「本を読んだだけで満足しているの?」
のような厳しいご意見もありました。


なので、今回も「本を読んでのアレコレ」を書くのを少し迷ったのですが…。



今は自分なりに、
本を鵜呑みにして、左右されるのではなく、
自分で「いい」と思ったものを「選んで」、
自分が疑問に思うものは「選ばず」、
本を参考にさせていただいていたつもりでした。



でも今回の本は久しぶりに、「あれ?私、、、大丈夫かな?」と迷ってしまったことがありました。


「ころばぬ先の家庭教育 
~きょうから家庭力アップ~ 小学生編 水野達朗 文芸社」
です。







水野さんは不登校などを専門にする教育カウンセラーです。


レビューを読んで、
「もっと子どもが小さい頃からこの本を知っていればよかった」
と書かれていたので、
「知っていたほうがいいこと」が書かれているなら、、、
子どもが大きくなる前に読んでおこうと思ったのでした。



書かれていたことは、
家庭力アップのために、、


子どもの話を聞く、
言いたいことは「命令、指示、提案(メシテイ)」ではなく「アイメッセージ」で伝える、



など親業訓練協会で言われていることと同じようなことでした。




とてもわかりやすく書かれているので、
翻訳本でちょっと読みにくくて分厚いのトーマス・ゴードンさんの「親業」の本を読むより簡単かもしれません。






あとは「イエス、ノー」で答えられる「閉じられた質問」をするのではなく、
「イエス、ノー」で答えられない子どもに考えさせる「開かれた質問をしよう」



とアドラー(心理学)やコーチングでも言われていることでした。


とてもわかりやすく書かれていてアッという間に読めてしまう本でした。


でも、一つ引っかかったところがあったのです。
そして、それに少し迷いを感じてしまいました。


いつもは「覚えておきたい」のでメモ書きにしているのですが、
今回は疑問、、、というか、、、あれ?と思った箇所です。


(少し省略あり)

***



「良かれと思ってやったことが逆にまずかった」ということがあります。


何年か前あるテレビコマーシャルで若いお母さんが小学校低学年くらいの娘さんを抱きしめるシーンが流れ、そこで
「子どもを抱きしめてください」「抱きしめるだけで愛情が伝わります」とニュアンスのフレーズが流れます。

あるお母さんが、このコマーシャルを見て、なるほどと感銘を受けてその日から毎日、小学校に上がったばかりのお子さんを寝る前に抱きしめることをしました。

しかし、その結果、お子さんは朝になると学校に行き渋るようになりました。
なぜでしょうか?

これは、毎日親に抱きしめられることによって、母子依存が強くなってしまい、
本来、学校という親がいない社会に出て自立心が育まれていく段階にもかかわらず、
子どもが自立のタイミングを逃してしまったということがその原因と考えられます。
また、この年齢になると学校の友達関係や、宿題など、自分で責任を負って
行動することが求められてきます。
緊張することもあるでしょう。そして、その中で不安な気持ちを抱えながらも様々な経験をすることによって乗り越えていくものです。


しかし、ここのご家庭のように毎日抱きしめられるということは、裏を返せば不安なことや緊張することがあっても親がその不安や緊張を肩代わりすることによって、
本来子ども1人が乗り越えていくべき問題を親が解決してしまっていたのです。
つまり子どもは「不安をひとりで乗り越える経験」を親に奪われたため、
極端の不安やストレスに弱い性格になってしまったというわけです。
これまで自分ひとりで出来ていたことに関しても、
「お母さん○○どこにあるの?」「お母さん、ちょっと来て」とお母さんを頼るようになってしまいました。
行き渋りの症状が見え始めた日、その日はみんなの前で作文を発表することになっていたようです。
結局この日は親が抱きしめようが、強く登校するように命令しようが子どもはただ泣くばかりで学校へいくことはありませんでした。

このケースでは、元々愛情深くそだてられていたのにもかかわらず、
さらにそこから「抱きしめる」という過剰な愛情を注いでしまったために起きてしまった母子依存が問題であったと言えるかもしれません。
つまり、このコマーシャルの手法は、あくまで「愛情不足」であった家庭には効果的であっても、元々愛情を注がれて育てていた家庭の中では逆効果だったということですね。



***

うちは結構「抱きしめている」ことが多いのです。
学校へ行くまえも「抱っこ~」と、玄関で言われて、抱きしめてから「いってらっしゃ~い」ということがあります。



この間、知り合いの方にも、
「子どもは、ただ抱きしめていればいいからね」
とアドバイスをもらったこともありました…(こちら)。
それで、「そうなのか」と思っていました。


私は不登校について一概に原因は「コレ!」と言えるものではないと思いますし、
お子さんの性格や、いじめ、学校の対応、親、環境、、などと、、色々と原因がからみあうもので、
複雑なものだと思います。


なので、「抱きしめたから」不登校になるわけではないと思うのですが、
そんなふうに言われると、、
「あれ?うち、大丈夫??」と不安になってしまいました。
なんとなくうちの子はフニャフニャしているところがありますし…。



「抱きしめない方がいいのかな~?」とか、
「自立心を妨げているのかな?」
「でも、向こうから来ているのに、こっちから「ダメ」というのも変だし・・・」とここ数日惑わされてしまいました。




私の親業の先生に会う機会があったので、
相談したりもしました。


聞いてみると、
先生もお子さんが小学校にお子さんが入ってもスキンシップはしていたし、
「抱きしめる」「抱きしめない」の形ではなくて、
お母さんが子どもに「お母さんはあなたの味方だよ」と心で繋がっていればいいのでは?とのことでした。



色々と考えた後に、
お母さんが子どものために何でも手を貸す「母子依存」は避けた方がいいと思いますが、
この本をきっかけに、
子どもがまだ求めているのに「抱きしめる」のを避けるのも不自然ですし、
ちょっと今のままでいようかな?と思いました。


最初本を読んですぐに
「大丈夫かしら?」と不安になって、
「ほらほら、小1で抱っこはオカシイよ~」「はずかしいよ~」
と言ってしまったのですが…。


でも、、私が親から、
「そんなことして、はずかしいよ~」「おかしいよ~」と小さい頃に言われて、
イヤだったこともあったので、
それはあまり言わないようにしようかな?と思いました。


まあ、うちは確かに他の子に比べて「ベッタリ」のところがあるので、
それは少しずつ減らしていこうと思います。



まあ、まだ小1ですので、
これからどう育っていくか?は全くわからないので、
色々と不安はありつつ子育てをしていますが、
サインを見落とさないように、
失敗も受け入れつつ試行錯誤しながらいけたらいいな、、と思います。
(「見落とさないように」と言っても、見落としてしまうこともあるかもしれませんが。)


この本はとてもいい本だと思いましたが、
↑のお母さんも「抱きしめたこと」が原因で子どもが「行き渋り」になった、、、
と断定できるか?の疑問もありますし…。



と、久しぶりに本に惑わされた経験でした~。




別にブログに書かなくてもいいかな?
と思ったのですが、
只今(週末)「夫の実家」にいまして時間があったもので・・・。






お付き合いくださってありがとうございました。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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Secre

No title

こんにちは。
いつもたくさんの本を読んで 私に教えてくれるので
私はざまきさんの ブログを読んで沢山のことを学ばせていただいたます!
ありがとうございます。

お母さんが子どもを抱きしめたり 沢山のスキンシップをとることは
私も良いことだと思っていました.
でも 「いい結果」にならないこともあるんですね。
それがお母さんが 子どもを毎日抱きしめたから だから母子依存が強くなってしまう
のですか??
母子依存はそれだけが理由ではないようにも思いますが。。。。

私は ざまきさんのようにコーチング,親業を 勉強してないので
これはあくまでも自分の意見ですが.(ざまきさんも書かれていたように) 
お母さんが抱きしめてあげるということは お母さん、(家族)はいつも
あなたの味方だよ。家族(みんな)はあなたを応援してるからね.
というメッセイージを伝え、それを支えに子どもはちょっとずつ
社会に出て行く準備をしていくものだと思ってました.

でも よかれとしてやっていたことが
逆効果になってしまったケースもある。ということですよね.

私はまだまだ 子育ては始まったばかりで
しゃべらないコを相手に すべてが手探りですので
ざまきさんのブログでの子育てのことは本当にいろいろ考えさせられます。

沢山の本を読んで勉強されてる ざまきさん 
すばらしいとおもいます。

一言で「こういう子育てが良い!」ということはないのでしょうが 
自分が もっと余裕を持って
子どもとたくさんコミュニケーション(スキンシップも含めて)をとって
いけるようにしたいです。

(そんなこと 当たり前じゃない!くらいのことしか いえなくて
すみません。。。。)









>ピンクのキリンさんへ

コメントしてくださってありがとうございました。
この日記は書きながら自分でグダグダだな、、なんて思っていました(苦笑)。

> それがお母さんが 子どもを毎日抱きしめたから だから母子依存が強くなってしまう
> のですか??
> 母子依存はそれだけが理由ではないようにも思いますが。。。。
そうですね。私もそれだけが理由じゃないと思います。
私もよくわかないことも多いですし、子育て真っ最中なので、
「こうだ」と言われると、「え、そうなの?」と疑問を持ってしまいました。

「甘えた子」が自立する、、、と思っていましたが、
「甘やかし」と混同しやすいですし…。


> 一言で「こういう子育てが良い!」ということはないのでしょうが 
> 自分が もっと余裕を持って
> 子どもとたくさんコミュニケーション(スキンシップも含めて)をとって
> いけるようにしたいです。
そうなんですよね。
子育てには正解なんてないから、
自分が「選んで」いかなくてはいけない。
~だから、ダメ、、
というのは参考程度に、、あまり不安がらないようにしなくてはいけませんね。
ありがとうございますね~。

No title

こんばんは^^

とても良い内容だな!と思いながら読んでいましたが、やはり同じところで同じ感想を
抱いてしまいました。

毎日抱きしめていて母子依存になり不登校・・・この母子の場合、表面上はそうだったのかもしれませんが、
不登校になった本当の理由ってわからない気がします。(抱きしめたから・・ではなく抱きしめた・・がきっかけというか)

親は向き合ってきたつもりでも子供が愛情や対応に満足していなければ、毎日抱きしめてもらってやっと甘えられる
気持ちになったのかもしれないし、今までが必要以上に頑張りすぎていて滅多に言わない我儘だったかもしれない。

な~んて気づいたら考えていました(^^;)
結局、私も理解しがたいから勝手に奥深く考えてしまったみたいです(苦笑)

私も「好きで」色んな育児関係の本を読んでいますが、十人十色、自分・子供に合った育児方法を
良いとこ取りでオリジナルです。
色々考える機会をありがとうございます!育児も自分時間も楽しみましょうね♪

>haruさんへ

こんばんは^^
コメントをありがとうございました。

>ではなく抱きしめた・・がきっかけというか
> 親は向き合ってきたつもりでも子供が愛情や対応に満足していなければ、毎日抱きしめてもらってやっと甘えられる
> 気持ちになったのかもしれないし、今までが必要以上に頑張りすぎていて滅多に言わない我儘だったかもしれない。
なるほど!
本からだけじゃわかりませんが、
そういう可能性だってありますよね。
気がつきませんでした。

私はいつもはノーテンキなのですが、
すぐに「あれ、私、ダメかも?」と思いがちなので、
ちょうど息子がフニャフニャしていることと「今も抱きしめている」こととが繋がり、
「このままじゃダメ?」と反応してしまいました。

でも、、
やはり抱きしめる、抱きしめない、、
というよりも、
親子関係がしっかりできているか、できていないかの問題だと思いますし。。
あ、親業の先生がおっしゃったことと同じですね(苦笑)。

で、
最近子どもに「怒ってばかり」で親子関係が「大丈夫か?」と想いつつも怒りがおさまらないこともあったりして。
もっとしっかり自分をみつめたいと思います。

>育児も自分時間も楽しみましょうね♪
ですね~。
「ダメ」とか「いい」とかの問題にして凹むのではなくて、
楽しみたいですね。
ありがとうございます。

No title

こんにちは。
私もざまきさんがひっかかったという箇所に、引っかかりを覚えました。
私はこの方の本を読んだことはありませんが、この部分については、ざまきさんが疑問を感じられたのと同じように、私も疑問に思いますし、違うのではないかと思いました。

>あくまで「愛情不足」であった家庭には効果的であっても、元々愛情を注がれて育てていた家庭の中では逆効果だったということですね。

愛情が注がれている家庭であっても、私は抱きしめというものは必要だと思います。
この少女と母親の場合だと、よく言われる「甘え」「甘やかし」という点から考えることもできると思うのですが、私は、このお母さんの抱っこは「甘やかし」だとは思えなくて。
もしかしたら、「甘えさせていたつもりだけれども、甘えさせていなかった」のかもしれなくて、そして、小学校入学と抱っこの時期が重なることで、その不安感など、気持ちを受け止めてもらいたかったから、お母さんの抱っこに安心を求めていたかもしれないし・・・。

子どもは、親が言いなりになるのではなく、自分の気持ちに向き合い、受け止めてもらいたいと思っていると思うんです。
この方のサイトをちらっと見たのですが、「自立」ということに重きをおかれているよなので、そのような考えになるのでしょうね。
それが間違いだとか、正しいとかいうのではありませんし、いろいろなとらえ方があると思いますが、子どもの気持ち、思いというものを受け止めてあげることが、まずは大切なことなのでしょうね。(自戒を込めて・・・)

上のざまきさんのコメント
「「ダメ」とか「いい」とかの問題にして凹むのではなくて、楽しみたいですね。 」

同感です。大切なことだと思います。


>愛希穂さんへ

こんにちは。
やはり愛希穂さんもひっかかりましたか?
よかった、そういう方がいて。
私はうちの子が「抱きしめて」いても シャキンとしている子だったら、
「気にしないわ~」ですんだのですが…
フニャフニャしているので、「このままでいいのか?」と不安になってしまいましたが…。

>私は、このお母さんの抱っこは「甘やかし」だとは思えなくて。
そうですよね、
それに筆者はそれほどいいきれるほどこの家庭を知っていたのかな~。
「抱きしめ」が原因とはかなり???です。

> 子どもは、親が言いなりになるのではなく、自分の気持ちに向き合い、受け止めてもらいたいと思っていると思うんです。
ですね。
ホントそれが大事だと思います。
自立、、難しいですが、、「甘えた子が自立する」ともいいますしね。

やはり期間限定の子育て、楽しみたいですよね~。
楽しいことばかりではないと思いますが…。
愛希穂さんの日記、何か言葉をかけたいと思いつつ、言葉が見つからなくて・・・。
いい方向へ行くといいですね^^
プロフィール

ざまき紅子

Author:ざまき紅子
遊びにきてくださってありがとうございます。
旅行、読書、映画、海外ドラマが好きな関東在住の主婦です。
2005年4月生まれの地図と線路が好きな息子(紺太郎・仮名)がいます。
夫とは週末婚です。
小5の2017年1月に夫が急に「受験」を言い出し、本人もその気になり2月中旬から塾(N)に通い始めました。
突如決めた中学受験、1年間しか時間がないし、わからないことだらけで右往左往しています。2018年春に桜が咲くといいです。


(2008年12月の記事は他の所で書いていたものを移したので、日付はランダムになっています。)


★もしご近所さんでこのブログに気がつかれた方がいらしたら、内緒にしていただけると嬉しいです。

★お出かけ先の施設の営業時間・料金等はここに書かれているものから変更になっている場合がありますので、自ら御確認をお願い致します。

★お願い★
このブログに掲載されている写真の無断転用はお断り致します。転用する場合は、リンク先のアドレスと共にご一報をお願い致します。

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