子どもに言った言葉は必ず親に返ってくる~思春期の子が素直になる話し方

<2011年7月6日 6才2ヶ月>


読んだ本の記録です。



「子どもに言った言葉は必ず親に返ってくる―思春期の子が素直になる話し方   ハイム・G. ギノット (著), Haim G. Ginott (原著), 菅 靖彦 (翻訳)  草思社」
です。








前に「子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる ハイム・G・ギノット (著), 菅 靖彦 (著)  草思社」
を前に読んで、ちょっとまとまりがない印象を受けましたが、色々と勉強になるところもあったので(こちらこちら)、
同じ著者の本を読んでみようと思いました。






この本「子どもに言った~」は思春期のお子さんをもつ親向けに書いてあるので、
まだ紺太郎は幼稚園生なので早いかな?と思いましたが、
子どもとの会話の大事なことの基本は一緒だなと思いました。




まとめとして、

大事なことは、

・注意してきく
・「相手の発言の要点を繰り返す。
・批判や中傷をさける。
・自分自身の見解を述べる。

アドバイスとして、

・人格の特徴を攻撃しない。
・性格や気質を批判しない。
・目の前の状況に対処しよう。



ということが書かれていました。



で、
面白いことは面白かったのですが、私には目新しいことは書いていませんでした。
私は今年になってから親業訓練協会の一般講座をうけたのですが、
その習ったことと同じことが書いてあったからです。


親業で習った「能動的な聞き方」をしよう、ということと同じでした。

能動的な聞き方とは、
1.相手の話を繰り返す。
2.相手の話をまとめて、自分の言葉で言いかえる。
3.そういう言葉を口にした相手の気持ちをくむ。
です。こちら




まあ、「知って」いても「本当にできるか?」は別なことですが…(苦笑)。



例が色々ありました。(省略、少し変更あり)

例1)14才の女の子、スープを飲んで、

子: しょっぱすぎるわ
母: いえ、そんなことはないわ。ほとんど塩を入れていないもの。不平を言わずに飲みなさい。
子: まずいんだもの
母: おいしいわよ。マッシュルームと大麦が入っているわ。それに…
子: そんなに美味しいならお母さん飲んで。
母: あなた自分がどんな人間か知っている?生意気でわがまま、それがあなたよ。世界に何百人もいる難民の子どもたちならよろこんで飲むわ。
子: だったら、その子たちにやればいいじゃない。


(子どもは部屋に駆けていった。)
この出来事はもっと円満に終われたはずだ。料理が熱すぎるとか冷たすぎる、スパイスが効きすぎるとティーンエイジャーの子が不平をもらしたとき、子どもの味覚のことで口論しても無駄である。
かわりに、子どもの感じたことを素直に受け入れ、それに応じて反応すればいいのだ。

「あなたにはスープがしょっぱすぎるのね。」
「紅茶がまだ熱すぎるのね。」
「あら、コーヒーがもう冷たくなっているのね。」

次のような対応策はいわないほうがよい。
「少し待てば冷めるわよ」「コーヒーをもっと熱くしたかったら、コーヒーメーカーの電源を入れなさい」
そうではなく、子どもに自発的に対処させればいいのだ。
不満を認め、子どもの提案を待っていれば、子どもは自分の意志で、自主的に行動することができる。

食べ物は愛のシンボル。寛大に扱うのがベストである。わたしたちの寛大さがくいものにされることはありえない。逆に寛大さは善意を引き出すだろう。
リラックスした雰囲気が行きわたれば、不満が蒸発し、解決策がおのずと見えてくる。

カール(男の子・17才)がコンビーフについて不平をもらすと、母親はこう応えた。

「そう、あなたにはしょっぱすぎるのね。他のものをもってこようか?」
するとカールは言った。
「いいよ、母さん、あとで水を飲んどくから」
全員が噴出し、危機が去った。
過去には、同様な不満が怒りへの口論へと発展し、場の雰囲気をだいなしにしていたのだ。 




私の母は自分の母親(私にとっては祖母)とは仲がよくなかったのですが、
母が小さい頃に、おかずを
「これ、おいしくない(or しょっぱい)」と言ったら、
祖母からは、
「(怒鳴って)じゃあ、食べなくていいっ!」と返ってきたそうです。
母は子供心にすご~く嫌だったと、、話してくれました。


まあ、今なら私も一生懸命作ったものをケチつけられるようなことを言われたら怒ってしまう祖母の気持ちもよくわかりますが(苦笑)。
(前に私が手間ヒマかけて一生懸命作ったハンバーグを夫がイヤそ~な顔して「中が生焼けじゃない?」と意見を言ったときは、頭きてしまった経験があります。
「時間をかけて焼いたからそんなはずはない!」と返して喧嘩でした。
「美味しいね」と喜んでもらいたくて一生懸命作ったのに、イヤそうな顔をしたのがショックだったんですよね・・・・。)



母は一方的(威圧的に)に自分の気持ちや意見を押し付ける祖母が嫌だったようです。
あ、夫もそう思っているんだろうな・・・(苦笑)。



例2)
15歳の娘が不平をこぼした。
妹がスケートに行き、弟がボウリングへ行った


娘:あの子たちはスケートをしたり、ボウリングをしたり、いつも何かをやっているわ。わたしがあの子たちの年頃のときは、何もできなかった。お母さん、私をスケートに連れてってくれたことないもの。
母: あなた、わかっているでしょう。お医者さんがスケートをするのを許してくれなかったのよ。
父: おまえ、病気だったことを忘れているんだ。でも、いっしょにいろいろなことをしたじゃないか。
娘: わたし、なんにも覚えていない。わたしをどこにも連れてってくれなかったわ。
両親: (同時に抗議)いや、連れてったよ。サーカスを観にいったり、カナダに旅行したことを覚えていないのか?

その時母親はアプローチの仕方を変えました。突然娘の気持ちを理解し、夫に向ってそう言ったのだ。
「彼女は子どものときに恵まれなかったと感じているのよ。本当にないがしろにされたと思っているんだわ。」

娘: そのとおりなの。
母: 理由なんてどうでもいいの。あなたがそう感じるなら、あなたにとっては本当にそうだったんでしょう。
娘:  (穏やかに)そうなの!

こうしてこの話題からガス抜きがされ、口論が収まった。母親は述べている。「この出来事で、理性やロジックでは、感情的になっているティーンエイジャーの欲求を満たせないってことがよくわかりました。それに途中でアプローチの仕方をかえられるんだということも教わりました」




2つだけ例を挙げましたが、本には沢山の例文が載っています。
「ああ、私だったら悪い例のように応えちゃうかも・・・」と思うことが多かったです。



親も「自分の意見や価値観を子どもにわかってもらいたい」という気持ちが大きいから、「自分の意見(気持ち)が先」ということをしやすいけど、
そうだと子どもが反発することある、ということをわかっていなければいけないと思いました。



思春期は反抗期でもあります。
紺太郎が思春期になったらどうなるのかな~?
まあ、最近も反抗的だけど…(苦笑)。


(私的には)すごいお勧め!という本ではありませんが、実際に思春期のお子さんをお持ちで今悩んでいる方にはいい本かもしれません。






遊びにきてくださってありがとうございました。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

Secre

No title

ざまきさん、お久しぶりです。
いつも、読ませていただくばかりで、コメントがおろそかになってごめんなさい。。。
楽しく毎回読ませていただいてます。ありがとうございます。

さて、今回のブログの内容も私にとって、耳がいたい言葉ばかりでした(汗)
ご飯のおいしくないくだりなんて、私そのもの・・・(ざまきさんのお婆さまばりです。。本当に)
だって、なんて言えば良いのか・・
べつのものを持ってくる?なんていったらうちの息子に限ってはきりがありません。
最近やってしまうのが、「もう●●には何もしてあげたくなくなったぁ。」っと言ってしまいます。。
良くないんですよね、本当は。脅してるんですもんねぇ。。
後悔。。

明日は言わないように心がけます! いつも教えてくださってありがとうございます^^

>こーちゃんママさんへ

お久しぶりです♪
毎日遊びに来ていただいているなんて、涙がちょちょぎれるくらい嬉しいです(笑)。
こちらこそ、本当にありがとうございます。

私もこの「別なものをもってこようか?」のくだりは納得いっていなかったんですよね。
ちょっと文章を省略しすぎちゃって…。
ちゃんと文章を全部載せ直しました。
いい例というのは、別の男の子でコンビーフについて文句を言ったのでした。
アメリカは食には重きを置いていないので、コンビーフといえば缶詰だと思います。
たぶん別のもの、、と言ったら、、ベーコンとかマカロニチーズとか、、そんな程度だと思います。
なので、「別のもの~」なんて言葉が出たんだと思います。
ちょっと紛らわしくてすみません~。

そうですよね~、他のもの、、なんて言ったらキリがないですよねっ。
せっかく栄養とか考えて美味しい物を食べさせたい、、と思って作っているのに…。
文句とか言われたら頭きますよね~。

>最近やってしまうのが、「もう●●には何もしてあげたくなくなったぁ。」っと言ってしまいます。
うん、うん、お気持ち、よーくわかります。
幸いうちは、子どもからは食べ物の文句はあまり出たことがありませんが、
私もハンバーグの時に、夫に「もうこの人には手のこんだもの作らない。腹が立つだけだわ!」と思いました(苦笑)。
それに小さい子どもに言われると我侭!!と思ってよけい腹が立ってしまいますよね…。
やっぱり文句が多いとせっかく作ったのに~。食べなくてもいいよっ!となると思います…。
我慢してよ!とか。
難しいですよね…。

でも、、子どもって親の分身でも持ち物でもないんですよね。
今は子どもで親に依存しているけど、
うちの母のようにいずれは大人になるわけで(というかもうおばあちゃん・笑)、
それで子どもの頃に言われたことなどをまだ根にもっているわけで…。
やはり一人の人格として、子どもの言うことを認める努力はしないといけませんよね…。


「そうか●●くんにとってはおいしくないのか。ママは●●くんに「美味しい」と喜んでもらいたくて一生懸命作ったんだけどな…。おいしくないのは残念だ。せっかく作ったんだから一口だけでも食べてくれる?」とか…。
う~ん、難しいですね(笑)。
でも反発すると、向こうにも反発心が生まれると思うので、きつい言い方はお互いやめたいですね。
(私は子どもにも、夫にもです。)
お互いがんばりましょう!

No title

「子供に言った言葉~」も、なかなか興味深そうですね。
子供が思春期頃になったら、ぜひ読みたい本かもしれませんね。
私もちょうど今日、共感することについて記事を書いた所でした。
出した食べ物の味がおいしくないとか言われると、私も食べなくて良いと言ってしまいます~。
認めて共感、毎日心がけたいですね。。。

>ヒカリさんへ

ちょうどヒカリさんの「共感する」ことの日記を読みにいって帰ってきたところにコメントが入っていて嬉しかったです。
ありがとうございます。
この 「子供に言った言葉~」も、ヒカリさんがキッカケで読んだんですよね^^。
たぶん私も子どもが思春期になった時に読んだら、響き方が違うんだろうなと思います。
私も(あまりそう言われることはありませんが)「そう、じゃあ食べなくていいよ~。他のもの食べて」と言います。
その前に子どもの気持ちを汲み取って現すって大事ですね。
日記を拝見すると、ヒカリさんはすごく上手だと思います~。
私も見習いたいです!

No title

お久しぶりです♪
ざまきさんが、いつも講座のまとめをされているのに、
読み落としてたようで・・・親業だったんですね!!!!!!

義母が、子育て時期に、親業を受講してすっごく良かったようで、
私にもすごく薦めてくれてます、
何度も、、、何度も、、、、、、、、、(^^;)))))

いつも、ざまきさん偉いなぁ~と読んでたんですが
親業講座、良さそうですね

能動的なのとか
私の意見とか
難しすぎるわ~~~~~~

>みほさんへ

そうなんですよ。
親業だったんですよ。
最初は隠していたのですが、途中でカミングアウトしました。

へぇ~、お義母様が親業講座を受講されていたんですね。
あの育児書を沢山くださったお母様ですよね。

親業、お勧めですよ。
子をもつ親は全員受けてみればいいのに~と思うほどです。

でも本当に難しいです。
理論的にわかっても実際に使ってみるのは、、、苦難の技(笑)。


みほさんのブログ、身内の方公開限定にされたんですよね。
ちょっと残念ですが、こちらに遊びに来てくださってからんでくださると嬉しいです~。




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プロフィール

ざまき紅子

Author:ざまき紅子
遊びにきてくださってありがとうございます。
旅行、読書、映画、海外ドラマが好きな関東在住の主婦です。
2005年4月生まれの地図と線路が好きな息子(紺太郎・仮名)がいます。
夫とは週末婚です。
小5の2017年1月に夫が急に「受験」を言い出し、本人もその気になり2月中旬から塾(N)に通い始めました。
突如決めた中学受験、1年間しか時間がないし、わからないことだらけで右往左往しています。2018年春に桜が咲くといいです。


(2008年12月の記事は他の所で書いていたものを移したので、日付はランダムになっています。)


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